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子どもの矯正ではどのような装置を使うのですか?

よく使われるマルチブラケット装置とは別に、あごの成長を利用してその位置や大きさを治すための装置、そして数本の歯を動かすための簡単な装置などが使われます。

●チンキャップ
チンキャップは300〜500グラム程度のゴムの力を用いて、下顎が前方へ成長するのを押さえる装置です。頭にはキャップと呼ばれる帽子をかぶり、下顎には顎当てを着け、それを大きな輪ゴムで引っ張ります。

あごの関節は口を開閉する回転の中心であり、また成長の場でもあります。引く方向はちょうどこの顎の関節の方向になるように使います。頭に着ける装置ですので、寝ているときや勉強している時など家にいる時間に使います。

●上顎前方牽引装置
上顎前方装置は、100〜150グラム程度の小さな輪ゴムを使って上顎が前方に成長するのを促すのと同時に、下顎の成長を抑える装置です。顔にフェイスマスクという装置を当て、口の中にはリンガルアーチを着けて輪ゴムをかけます。チンキャップと同じく家庭にいる時間に使います。

●ヘッドギアー
ヘッドギアーは300〜500グラムの力を使って、上顎が前方に成長するのを押さえたり、上の歯並びを後ろに動かすための装置です。上の奥歯にチューブを装着し、そこにフェイスボウと呼ばれるワイヤーを挿入します。このフェィスボウを首の後ろにかけるゴム製のバンドでひっぱります。この装置も家庭で用います。

●側方拡大装置
エクスパンションスクリューと呼ばれるネジを、奥歯に着けたバンドに繋げて上顎の真ん中に固定します。このネジを回転させる(1日に1、2回)ことによって少しずつネジを横に広げ、顎を大きくします。

上顎は左右1対の2つの骨からできていて、右と左の骨は縫合というもので結合しており、子どもではわずかにすき間があります。そのため、ネジの力で左右の骨をゆっくりと離開させることができます。拡大したあと3〜4ヶ月、そのままにしておくと新しく骨ができてきます。

●リンガルアーチ
歯の裏側に細いワイヤーを沿わせ、奥歯に着けたバンドで固定します。これにさらに細いワイヤー(弾線)をろう着して、その弾力で歯を動かします。装置の構造が簡単なため、すぐに慣れ、清掃が容易であることがメリットです。


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